movie review
おとうと
data
- 出演:岸恵子、川口浩、その他
- 監督:市川崑
- 脚本:水木洋子
- 製作:1960年、日本
- 時間:98分
story
作家で仕事に没頭している父、手足のきかない病で殆ど寝たきりの継母、 経済状態も良くなく、家庭は暗かった。 そんな中で、17歳のげんは3つ違いの弟、碧郎に母親のように接するが、 碧郎は不良と付き合い始め、くずれた生活を送るようになり、結核を患ってしまった。
review
私の大好きな幸田文の「おとうと」を原作にした作品で、 幸田文の繊細な描写をそのままに映像にしたような景色がとても印象的でした。
ぎくしゃくしていて時には険悪にもなった家庭だけれど、 碧郎の発病をきっかけに、気持ちが通い合っていくというのが泣けました。 ただ不思議なことに、小説で読んだ時には、悲しい中にも晴れ晴れというか爽やかなものがあったのですが、 この作品では、ただひたすらに鬱々とした気分に…。 映像化されているからなのか、画面が暗かったからなのか、よくわかりませんが…。
そういえば、画面がくすんでいるのはビデオテープが古いせいだからだと思っていましたが、 カラーのなかにモノクロを表現する「銀残し」という効果だったそうで。
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